第二次安倍政権の屋台骨を支え続けた前官房長官は、これから一国のトップとしての手腕を試される。覚悟を持って「国民のために働く内閣」を作り上げると明言した政治家の信念とは何か―。改革を断行し続けてきた姿からは、その原点がはっきりと見えてくる。
目次
第1部 官僚を動かせ(政治家が方向性を示す
自らの思いを政策に
決断し、責任を取る政治
国民目線の改革
マスコミの聖域にメス
「伝家の宝刀」人事権
政務官でも仕事ができる
議員立法で国会を活性化)
第2部 官房長官時代のインタビュー(安倍政権は日本をこう変える
支持率低下覚悟の安保関連法成立
携帯料金は絶対に四割下げる
我が政権構想)
著者紹介
菅 義偉 (スガ ヨシヒデ)
1948年秋田県生まれ。高校卒業後に上京し就職。法政大学卒。代議士秘書、横浜市議を経て、1996年衆議院選挙で初当選すると、以後、8期連続小選挙区当選。第一次安倍内閣で総務大臣に就任し、「ふるさと納税」制度などを創設した。その後、自民党選挙対策総局長、党組織運動本部長などを歴任。2012年に第二次安倍政権の発足にあわせて官房長官に就任、7年8カ月にわたって政権を支えた。2020年9月16日、第99代内閣総理大臣に指名された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)